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【2019/3/13配信】静止画ダウンロード違法化問題【山田太郎のさんちゃんねる文字起こし】

【第322回】DL違法化範囲等拡大等について著作権改正見送りへ。裏側を話します【前参議院議員山田太郎のさんちゃんねる】
https://www.youtube.com/watch?v=A-Ix-lQoag4
2019-3-13s.jpg

こちらの動画の冒頭約20分程度を文字起こししました。

登場人物紹介
山田太郎前参議院議員 Twitter 表現の自由を守る会 代表
坂井崇俊さん Twitter 山田太郎さんの秘書・AFEE編集長
萌生めぐみさん Twitter アシスタント・ちびキャラ絵師・声優

※編集上の都合や読みやすさを優先するため、もしくは明らかに間違っていると思われる部分は、一部省略したり修正したりしています、なにとぞご了承下さい。

山田太郎さん:
はい始まりました、山田太郎のさんちゃんねるですけども、今日は凄い事になってます。
ニュースは1本しかない、大特集番組になるということですけれども、もう例のですね、静止画ダウンロード違法化問題ですね、大きな進展があった、まあ結論から言ってしまいますと見送りと、これは実は静止画ダウンロードだけの問題ではなくて、リーチサイトも実は問題だったということで、今日はそこのところをたっぷりお話し、していきたいと。

それとですね、かなりまあ自民党の中でゴタゴタしてたような感じがしますけれども、一体何があったのかと、誰が一体どう動いて今回見送りにつながったのか、実はこれ気を抜いてはいけないんですが、見送りになっただけなんですね。
次の臨時国会でも提出される予定でありますから、それまでに目的である海賊版どうするのか、これずーっと前から主張してるんですが、きちっとこの海賊版をどうするかって打ち手がないと、またいろんな話が出てきちゃうんで、ちゃんとそれについてはしっかり検討していく必要があるんだろうなと、まあこういうふうに思っているわけであります。

今日はたっぷり、何が実は起こって、一度自民党の部会で決まったのが総務会に返ってまた戻ってまた部会で決まって、でまぁ、官邸もどうも動いたらしいというようなことを、今日はたっぷりお伝えできることを、裏側、政治のまさに現場ですね、私も政治生命をかけてって書いたら大げさだって言われましたが、結構政治生命かけて、いや、自民党から公認されている立場で、しかも候補者でしかないのにこんなことやっちゃっていいのかっていうくらい動いた、その成果があったかどうかということは過去の検証を待つしかないんですが、現れたと思いますので、そのあたりをできる限りしゃべれることはたっぷりしゃべりたいなぁと思っています。

じゃああのさっそくですね、今日の唯一1本のニュース、今日はこれだけずっと言い続けますのではい。

萌生めぐみさん:
はい。
政府は13日漫画などを無断掲載する海賊版サイト対策を強化する著作権法改正案について今国会への提出を見送る方針を決めました。
自民党の了承が得られなかったためで、文化庁が次期国会への提出に向けて内容を再検討します。
論点となったのは、海賊版と知りながらダウンロードすると、違法になる対象物を、現行の映像と音楽から、漫画や写真・文章など、著作物全般に拡大する規定です。

スマートフォンなどによる画像保存、スクリーンショットも規制対象となるため、改正案は刑事罰の対象について、正規版が有償で提供されているものを、反復継続してダウンロードする悪質な行為に限定しました。
文化庁は今国会での成立を目指していましたが、一部の漫画家や有識者らが、インターネットを利用した創作活動が制限されかねない、一般のネット利用の萎縮も招くなどと、異を唱えました。

山田太郎さん:
はい、ということでこの2・3日、大ニュース、特に今日大きなニュースとして見送りと。
この1・2週間ですね、スクショもまずいらしいと、大変だということで、かなり広い人が知ることになりました。

この問題、何があったのかということを伝えていきたいんですけれども、何が問題だったかということと、どんな回避策が実は検討されていたのか、それから今日は経緯ですね、もともと大本の経緯っていうのもありまして、それからこの直近の2・3日裏側で何があったのか、それから今後どうしていけばいいのか、そのあたりもしっかりお伝えしていきたいとうふうに思います。

まずさんちゃんねるの我々の動きなんですが、去年の10月に小委員会が立ち上がった時に、さんちゃんねるで実は指摘しています。
それで著作権問題は街頭演説とか年末のフォーラムでも実は指摘していまして、というのはですね、ちょっとどういう風になるのかということに関して、私は把握している状況であったんですが、2018年12月7日に、静止画ダウンロード国会審議入りで重大危機っていうツイッターを出しています。


まさかですね、この短期間で国会に審議入りするとは思ってなかったので、正直言って次の臨時国会くらいなのかなというふうに思ったんですが、物凄い早い勢いで流れていったということで、ちょっと危機感を、やる気満々で感じていまして、この問題はかねてから、去年の10月ぐらいか取り上げてきてましたので、警戒はしていたということなんですけれども、AFEEもですね、これに関しては積極的に年末パブコメやったんですよ、パブコメは12月10日から1ヶ月間ということで、1月6日まで出していたということですが、パブコメどうだったんですか?

坂井崇俊さん:
パブコメ、これ本当になんかですね、並の論文書くより疲れました。
もともとの資料が150枚くらいあるんですよ、それを2・3回読んで、過去の記事もいろいろあるので、他の審議会の資料とか参照してるから、その資料を読んだりというのでもう、本当に30時間くらいたぶんかかりました。
でまぁ一応そのAFEEで編集長試案を出して、皆さんからの意見をまとめて提出したという形です。

山田太郎さん:
はい、でですね、今回のこのいわゆる違法ダウンロード問題、そもそも法律の概要は何だったのかということなんですけど、大きくはいくつかあるんですが、2点ですね、1つはあの新聞でも騒がれました、静止画です、これ静止画だけじゃないということでもあるんですが、ダウンロード違法化問題というのと、リーチサイト規制ということが問題だったわけです。

新聞の方はどちらかというとダウンロード違法化の方が強く伝えられましたが、実はリーチサイトの規制に関しても大きな問題を抱えていたということで、何が問題だったのかって話をちょっとする必要があるんですが、ずっとこの番組でも問題点についてはやってきたんで、どちらかというと、政治がどう動いたかということを、リアルな生の情報があって、たっぷり伝えたいのでさっとそこは行きたいと思いますが、まぁ簡単に言うとですね、まずなんかダウンロードが違反だとかスクショがっていうことを言ってたんですが、最大の問題はそもそも著作権法っていうのは強い法律なんですと、っていうことをずっとこの番組では伝えて来ています。

どういうことかっていうと、例えばへのへのもへじを紙に描いたらそれ自身も著作権が発生すると、著作権というのは自然権なので、いわゆる文化的なって前提がついてるんですけども、著作権法の、それは文化的であるというふうに認識されるんであれば、それは著作権の対象物ということで、よく勘違いされてるのはなんかこう、特許庁とかに届け出たものというのを思われてる人もいます。

それは特許であり別のものですから、商標だったりとかするわけで、著作権というのはもう、具体的になにかの著作物を作れば、その瞬間に著作権が発生すると、著作権が厳しいのはそれを犯せば法律上、懲役や罰金刑というのは刑事罰でもついていると、逮捕されてしまうということなので、著作権法って簡単にくっついてきて、簡単に侵されやすいものだという意味においては、厳しい法律なんですね。

ただ、その著作権法がおっかないものでないというふうにしているのは、もう1つ、対抗手段が2つ著作権法の中に組み込まれていまして、ひとつが著作権法30条の私的利用ってやつなんですね、まさか個人で使うものに関してごちゃごちゃ言ってもしょうがねえだろうということなので、例えば一度買ったCDとかDVDとかをですね、自分の中で再利用するのでコピーするとかいうのはまあ、私的利用に当たると、で、家族である程度、いわゆる特定少数の間でそれを使いますということに関しては、もういちいちを咎めないというようなことで、家庭の中でも個人的に使われるというようなところに入ってきた場合については大丈夫だよと。

今回の、実はダウンロード違法化問題は、その30条に穴が開いちゃうということで、すごく怖い状況がこれから作られるんじゃないか、実はこれ30条もすでに穴が空いてるのは、2010年、または2014年の刑事罰強化ということがついてるんですが、いわゆる音楽とか動画についてはもうすでに、これあの映画泥棒、あのコマーシャルで見たことが、なんかパオパオとか言って、見たことあると思いますが、あれまさに違法ダウンロードということで、動画と映画等に関してはもう既に実行されてはいるんですが、それ以外のすべてということでは非常に大きなですね、30条の私的利用が無効化してしまうというか穴が開く。

あともう1つはこれも私が議員時代に体を張って守りましたが、著作権の親告罪、基本的に著作物というかは、ゆりかご、ある程度、まあ違法というのは必ずしも良いことではないんですけど、真似たりとか、そうすることによって文化が育つということを認めるために、著作者がいちいちですね、これは違法だというふうに訴えなければ、告訴、起訴されないということ。

親告罪だったこれがTPPが入ることによって、著作権の非親告罪化っていうのをいったん全部にかけようとしたものから、私は議員の現職時代にMANGA議連通じてですね、そこの事務局長代行だったのでいろんな策を使ってですね、防ぎましたけど、高校の先輩まで使ったというのを良くこの番組でも話をしていますが、そういう形でなんとか著作権が基本は親告罪で、海賊版のみ非親告罪なんです。

ということで守られたわけで、いわゆる基本は親告罪、または私的利用30条によって、著作権が暴れないというかですね、怖い法律にならないようにしていったんですが、今回その30条に穴が開いてしまうということが、まあことの本質ですね、どれくらい怖いかというとまあとにかく、一応法文の中では違法と知りながら、アップされているものをダウンロードすると、それ自身は違反であると、簡単に言っちゃうとまあそういうことなんですけど、それを知ってたとか知ってないとか、何が違法だったとか、結局わけわかんねーから、ちょっと危なそうだからもう全部ダウンロードやめましょう。

でまぁダウンロードぐらいの話であればそうだったんですが、スクショもダメと、なんでかというと、ダウンロードの定義がダウンロードということではなく、電子的にその電子媒体を完全にコピーしてくるっていうか、それ自身がダウンロードというような広義の定義をしましたので、スクショもまずいということになって。

え、スクショができないんだ、これは大変だということで大騒ぎになってたんですが、実は朝日新聞がですね、あとでちょっとお話をしますが2月8日ですね、参議院の院内集会をやってるんですが、そこで朝日がスクショも違反だっていうことを、わりとセンセーショナルに伝えることによって結構広範にですね、国民の間にこの問題が、大きな問題だと広がっていった感っていうのがあるんですが、実際これを仕掛けたのは漫画家である赤松先生等々です。

まあいろいろ仕掛けてましたし、荻野幸太郎さんも仕掛けてたということで、結構我々の仲間といっていいと思いますけども、かなり頑張ってマスコミに対してもリークをしていくということで、やってたということです。

もう1つリーチサイトに関しては、なかなかメディアもほとんど伝えなかったんですが、リーチサイトも結構怖い話でして、これリーチの綴りは実はLEECHなんですよ、いわゆるヒルとか寄生虫っていう意味になるんです。
寄生虫サイトとかヒルサイトっていうのが日本語の翻訳でありまして、何が怖いかというと、リーチサイトの定義というのも難しいですけど、Twitterに例えばURLを貼って、意見を引っ張ってくるじゃないですか、どっかから。
引っ張ってくる先の内容が、不法にアップロードされているものから引っ張ってきちゃった場合については、自分自身も違反になる可能性がある。

そういうサイトがリーチサイトと認定される可能性があるということ、リーチサイトの場合怖かったのは有償とは限定しなかったし、ライセンス違反をしてるコンテンツへのリンク、それを外に晒すような状況になったらそれ自身がリーチサイト、という可能性になっていたわけでありまして、結構これは怖かったということなんです。

で、二次創作の萎縮につながるとか、例えばもうこれ言われたら怖いよね、ツイッターに1コマの漫画を載せていたりとか、著作権処理されてない、例えばアニメのアイコン、これをTwitterのアカウントにスクショしたらこれアウトと。

例えばめぐめぐさんが、なんか可愛いマーク付けてました、それ自身は著作権処理されてない、だから違法なの。
これは僕可愛いなと思ってめぐめぐさんのTwitterそのものをスクショして、それが写り込んだと、そうすると違反になる。
もちろんめぐめぐさんは著作権処理されていないものを使って違反になってしまうけど、僕も違反になってしまうと、こういうことが、リーチサイトのいわゆる一つの典型であったということになるんです。

ということで、結構広範にこの話は影響を受けるということで、本当に国民的なというかですね、反対の声というのが出てきたわけです。
ただですね、もう1つ、なんでそこまでして、文化庁含めて自民党の一部議員の人たちも後押そうとしたのかということに関しては、少し検証しておく必要があるというふうに思うんですけれども、僕はですね、これはかばうわけじゃないし、立場が自民党から今回公認をもらって立候補してるからっていうことで、文化庁であれ自民党の議員の人達をかばうわけじゃないんですが、ただ1つ言えるのは、ゴールは海賊版に対する対策をしなきゃいけないったらこれは共通認識だし、私も海賊版このまま放置しておくというのはよくないと。

で、例の漫画村に関しても数字が3000億なのか1000億なのか、いろんな議論があって金額の多寡ではないと思いますが、でもやっぱりただ乗りされてしまうことによって、原作の人たちが苦しんでるということは実際に言われたし、まあそれ自身何とかしなければいけない、いろんな手を使おうとしたんだけどいたちごっこだった。

大きな背景としては去年の8月くらいだったかな、サイトブロッキングをしようとして、これを民間に任せようとしたんだけど、NTTのほうが断念っていう発表した瞬間に、崩壊しちゃったっていう話があって以来、どういうふうにこれ抑えるのかっていうことを、相当検討してきたんですね、で、後でちょっと話をしますが、確かにこれ海賊版対策をやらない限り今回見送っただけですから、また再燃する可能性はあるわけでありまして。

これは非常に難しいんだけれども、その海賊版対策に関する対象の定義と、あるいは有効な手段をどういうふうに考えていけばいいのかっていうのは、これセットで考えないと、今回の問題っていうのは決してですね、解決したわけではないと、あくまでも見送られただけだということなので、きちっとやっていかないとまた同じような話が出てくる、逆に言うと政府も海賊版対策何もしてない、実際何もしないとも言われちゃってるから、これはなんとかしなければいけないということなんだと思います。



今回の文字起こしは以上になります。
冒頭で述べられたこの2・3日に何が起きたのか、その裏側、政治の現場については是非、動画のアーカイブにてご確認頂きたいと存じます、ここまで読んで頂いてありがとうございました。

【第322回】DL違法化範囲等拡大等について著作権改正見送りへ。裏側を話します【前参議院議員山田太郎のさんちゃんねる】
https://www.youtube.com/watch?v=A-Ix-lQoag4
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